砂蒸し温泉が有名！鹿児島県指宿市の地域情報を紹介

JR日本最南端の駅や天然の砂蒸し温泉などが有名な指宿市。町全体を霧島火山脈が横切っており、温泉が豊富に湧き出る観光地です。市内には1000ヶ所以上の泉源が存在し、その中には海辺に湧き出る温泉や砂蒸し温泉もあります。

薩摩半島の最南端ということもあり、海が近く昔から漁業が盛んな港町としても知られています。また、海だけでなく温暖な気候を活かした農業も盛んです。海と山の恩恵を受け美味しい食材が手に入る指宿市は、まさに「食の宝庫」と呼べる地域でしょう。

そして、人同士の関りも深く、地域住民が互いに助け合いながら生活しているホスピタリティに溢れた町でもあります。今回は、観光地としても有名な指宿市についてまとめました。

目次

▽指宿市の基本情報

▽指宿市の特徴

▽まとめ

〇指宿市の基本情報

まずは、指宿市をより深く知るために基本情報を見ていきましょう。

 引用元：指宿市ホームページ (ibusuki.lg.jp)

【指宿市の基本情報】

県内で9番目の人口を誇る指宿市は、観光業が盛んな町というだけあり地域全体に様々な観光名所が点在しています。代表的な観光地は下記の通りです。

・中央部：九州一の大きさを誇る池田湖

・南西部：開聞岳（別名：薩摩富士）

・南部：長崎鼻

・東部：環境省「かおり風景百選」にも選ばれた知林ヶ島

また、西部には畑が広がっており、特産品であるオクラやスプレーギクの栽培が行われています。市内のいたる所にはソテツが自生し、役場の職員はアロハシャツを着て仕事をするなど、全体的に南国ムードが漂う場所です。

そして、指宿市では移住者支援にも力を入れており、働きやすい環境を整えフリーランスに優しい町づくりを目指しています。

〇指宿市の特徴

指宿市は、気候を活かした農業や観光業に力を入れている地域だということが分かりました。次は、特徴に焦点を当て見ていきましょう。

■温泉を様々なものに利用：市内に1000ヶ所以上の泉源がある指宿市では「砂蒸し温泉」

と呼ばれる入浴方法があります。温泉熱で温められた砂に包まれた状態で入浴する、通常とは少し異なる温泉です。このように、砂蒸し温泉を始め様々な温泉を楽しむことができます。

また入浴以外にも、温泉熱をハウス栽培に利用することによって農産物の早期栽培や熱帯植物やフルーツの生産に活用しているそうです。

■住み続けたいと思う町づくり：令和元年に行われた「指宿市民まちづくりアンケート調査」では、指宿市に住み続けたいと88.8％の市民が答えました。気候や食は勿論ですが、市民の健康を考えた「健幸まちづくり」や数々の定住者支援など徹底したサポート体制が理由の1つでしょう。

■定住促進助成金：指宿市内に、住宅を新築または購入した転入者が対象の助成金制度です。令和2年4月1日～令和5年3月31日までの期間に下記の条件を満たした、65歳以下の世帯責任者は申請後助成金を受け取れます。助成金を受け取りための条件は下記の通りです。（※詳細は、下記ホームページをご覧ください）

参考URL：すまい | いぶすき暮らし (ibusuki.lg.jp)

１，定住目的で転入した、一度も指宿市の住民基本台帳に記録されたことがない人（世帯で転入の場合は世帯全員。また、合併前の指宿市、山川町、開聞町も含む）

2．床面積50平方メートル以上の新築、床面積50平方メートル以上の住宅を購入した人

そして、受け取れる金額は下記の通りになります。

【定住促進助成金の支給金額】

※申請期間は転入日の翌日から1年間となっています。

■移住コンシェルジュがサポートしてくれる：指宿市に移住したいけれど、制度や移住までの方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。指宿市には「移住コンシェルジュ」と呼ばれる人々がおり、移住前・移住後のサポートをしてくれます。移住希望者や移住者の話を聞き、情報収集や現地案内などが主な仕事内容です。それぞれの希望を実現するために、最善の提案をしてくれるでしょう。無料で相談できるので気軽さも魅力です。

■「日本一」が多い町：指宿市は、年間平均気温18度という温暖な気候と美味しい水をもつ農業や畜産に適した町です。そのため、これまで多くの「日本一」を育んできました。夏が旬のオクラをはじめ、冬はそら豆とスナップエンドウが有名です。加工品では、鰹節の最高級品である本枯本節の生産量日本一でもあります。

そして、「日本一」は食べ物だけではありません。美しい景色を眺めながら入れる露天風呂として知られている「たまて箱温泉」は、口コミサイトなどのWEBメディアで何度も紹介され、ランキングでも一位を獲得しています。

〇まとめ

・指宿市は、県内で9番目に人口が多い観光業が盛んな地域

・市内には数多くの観光名所が存在する

・移住者支援に力を入れており、フリーランスに優しい町を目指している

・温泉熱を利用した早期栽培やハウス栽培が行われている

・条件をクリアした移住者は、申請すると定住促進助成金を受け取れる

・移住のサポートをしてくれる移住コンシェルジュがいる

・オクラやそら豆、本枯本節など、多くの日本一を育んでいる

・絶景で知られる「たまて箱温泉」はWEBメディアで何度も紹介されるほどの人気

参考画像

https://www.photo-ac.com/

参考URL

https://www.city.ibusuki.lg.jp/ijyu/about/